開催にあたって
会長 藤田 昌樹
福岡大学 医学部呼吸器内科学
この度、伝統ある日本肺サーファクタント・界面医学会第55回学術研究会を開催させていただくことになり大変光栄に存じます。福岡歯科大学橋本教授が開催された第54回学術研究会に引き続いての福岡での開催になります。2年続いての福岡での開催になりますが、皆様のご参加をお待ちしております。
ここ数年、本学術研究会は変動の波に揉まれてまいりました。また、昨今の学術研究会をサポートしていただく環境も一層と厳しくなる一方です。このため、今回の学術研究会では、以前の学術研究会の形態、肺サーファクタントの研究テーマを基盤においた学術研究会に一旦戻し、継続可能な学術研究会を再構築していきたいと考えています。このためテーマを「温故知新~時代の先端を担うサーファクタント・界面医学の構築を目指して」といたしました。昨年、一昨年と基礎研究が主眼となっていましたので、今回は臨床とサーファクタントに主眼をおきたいと考えています。これに即し、サーファクタントの歴史を翻って、Prof Rober J Masonをお呼びして、招請講演をしていただく予定です。国内の臨床研究の第一線でご活躍中の先生方の教育講演も企画していますが、一般演題を中心とした以前の学術研究会方式に戻ろうと思っています。関連諸氏のみなさまに多くのご参加をいただき、意見交換の良い機会となって、本学術研究会の発展に貢献できれば幸甚に存じます。